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勘九郎地蔵尊建立360周年記念法会

令和2年は、当山に江戸時代(享和4年4月)より安置されております勘九郎地蔵尊が建立されてから360年の節目にあたります(万治3年5月15日建立)。

それを記念し、令和2年5月15日11時より、当山本堂にて道山禅定門360年御遠忌追善供養、並びに勘九郎地蔵尊安置所前にて疫病退散祈願をお勤めさせて頂きました(「道山禅定門」は勘九郎の戒名です)。

当ホームページに詳細記載の通り、このお地蔵様が篤い信仰心を集めるようになりましたのは、元々は当時の疫病をおさめたその霊験あらたかな御利益によります。
https://jishouin.info/history_category/kankurou/

新型コロナウイルス感染症拡大につきましては、当山においても大いに憂うところであり、これまでも常のお勤めに加え、3月の彼岸中や4月24日、お地蔵様ご縁日には山主として祈願し、当地蔵尊へ塔婆供養を行って参りました。
しかしながら、未だ世界の感染症拡大の収束は見通しが立たず、お亡くなりになる方々も日々増すばかりです。

そこで、今回は道山禪定門360年御遠忌の追善供養を行うとともに、改めて新型コロナウイルス疫病退散祈願及び感染による物故者供養を行わさせて頂きました。

本来であれば、檀信徒様方や地元の方々にもご参拝のご案内をするべきところ、緊急事態宣言の最中という状況をふまえ、今回は寺の者のみでお参りをさせて頂きました。ご容赦下さい。

今回の法要を修するにおいては、当山総代・役員方、大久保念仏講中(旧久保村念仏講)の方々に塔婆供養を頂きました。

また、檀信徒役員一同様よりご生花一基をお供え頂いた他、はるみ生花店様からも供花の御奉納を頂きました。

あらためて、ここに御礼申し上げます。

______
<令和2年5月29日追記>

さて、法要を終えてから早2週間が過ぎようとしております。

5月25日には緊急事態宣言も解除され、日本国内の感染拡大は、ある程度の制御がなされているような印象を受けます。

しかしながら、効果に確信の持てる薬やワクチンができ、世界各国の感染状況が収まるまでは油断できません。

日本でも、28日には早速新たなクラスター発生の報道があり、5月25日の解除から2~3週間後の感染状況を確認しないことには、国内も安心できる状況とは言えないようです。

各公的機関や一般の様々なホームページにも記載の通り、これからも感染症拡大防止を意識した「新しい生活様式」を心がけていかなければなりません。

内閣官房:新型コロナウイルス感染症対策
神奈川県:新型コロナウイルス感染症について

*参考 デマ情報対策
ファクトチェック・イニシアティブ:新型コロナウイルス特設サイト

当山においても、出来る範囲ではございますが、感染症拡大防止への取り組みをさせて頂いております。

下記お知らせページには、当山仏事に際してのお知らせとお願いを掲載させて頂いております。
ご参拝の際には、ぜひご一読をお願い申し上げます。

■新型コロナウイルス対応に伴う当山仏事についてのお知らせ

ちなみに、神仏への祈願は一方的に「願う」だけでは何のご利益もありません。

至心に願い、心に覚悟を決めた上で、自らが願いに向かって実践するからこそ様々な願いは成就します。

手順を守って、誠心誠意に神仏へ願うことで神仏は必ず手を差し伸べて下さいますが、願った本人がその手を取らずに何もしなければ、特に何も変わらないのです。

神仏の「加護」とは、願いに向かう正しい行為に応じて「加わる力」であり、何も行為をしなかったり、願いに反した行為をする人には何も起こらないどころか、逆効果になることさえあります。

感染拡大防止に向けた皆様お一人お一人の日々の行動が、新たな感染拡大や、大切な人が亡くなることを防ぎます。

緊急事態宣言が解除されたとはいえ、気を緩めずに日々の生活をお送りくださいますよう、お願い申し上げます。

引き続き、一刻も早い感染拡大の収束と、皆様の無事を心より祈念いたしております。

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