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権現堂の由来・伝承

善住山権現堂(不動堂)

善住山権現堂(不動堂)

地蔵堂の対として
 建立された不動堂

当山にある権現堂(不動堂)は、昭和59年に第37世聖善僧正が再建したお堂です。

中には、権現堂の本尊である不動明王立像と、両脇には釈迦如来坐像と千手観音立像(新四国東国88ケ所霊場66番札所本尊)が安置されております。

寺伝によれば、元々この権現堂は地蔵堂と対を成すものとして建立されたようです。

遠い昔、善住上人がこの地で地蔵菩薩像を彫り、地蔵堂を建立して安置したことが自性院の始まりと言われていますが、この時、善住上人が地蔵堂にて日夜礼拝供養に励んでいると、西方の高台に不動明王様のお姿が忽然と現れたそうです。

この権現されたお姿を直ちに不動明王像として彫り上げ、安置するために建立されたのが不動堂です。

当初は、善住上人が建立されたお堂ということで、善住山地蔵堂、善住山不動堂と称されていました。

平安時代末期に京都御室の仁和寺から院号「自性院」を賜った後は、善住山自性院地蔵堂、同じく不動堂と呼ばれるようになったと言います。