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松源寺半鐘の由来・伝承

約三百年前に鋳造された
 日金山松源寺にあった半鐘

当山の本堂向かって左手奥に、正徳元年(1711年)の銘がある半鐘があります。

これは、元は鎌倉の日金山松源寺(源頼朝が建立)にあった半鐘ですが、明治の初め廃仏毀釈のときに同寺が廃寺になったことから、明治3年に当山が譲り受けたと伝えられています。

この半鐘は、戦中に金属類特別回収の供出対象になりかけましたが、昭和17年11月11日に「歴史的美術的見地ヨリ保存ヲ適當ト認メラルモノ」として供出を免れることができました。

その後、昭和19年には大岡警防團第三分團へ防護監視用として貸し出し、昭和20年8月15日の終戦をもって無事に返却して頂きました。

今でも、大晦日の夜に行われている除夜の鐘法要の際には、お参りに訪れる方々に1回ずつ撞いて頂いております。
(※新型コロナ感染症拡大防止のため、令和2年12月31日の除夜の鐘つきは中止にさせて頂きました。ご容赦下さい)