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謹賀新年

決してすべての欲を我慢する、ということではありません。
感染を拡大させてしまうような行動を極力避けるということです。

今では、様々な業種の方々が必死に様々な工夫を行い、感染対策に配慮したお仕事をされている場所が数多くあります。

感染拡大に関係ないことまで過度に自粛する必要はないのですから、そうした場所は必要に応じて利用し、経済の致命的な停滞を回避する必要があります。


とはいえ、目に見えないウイルスの話です。
感染した時には、これはこれで仕方がありません。

意図的なものではなく、気を付けていた上で感染したのであれば、本人に非はなく責められるような話でもありません。

また、感染者が出たからと言ってその団体や組織、グループに対して誹謗中傷を行うべきではありません。

行うべきは、それ以上の感染拡大と病状悪化を防ぐことであり、罹患した方々や関連諸団体を非難することではありません。


以前書かせて頂きました通り、願うだけで願い事が叶うことはありません。願った上で、目的に向けた正しい実践をすることが必要です。

今までの生活で楽しみにしていたことができなくなっても、コロナ禍の状況なりに生活で充足を感じることができるものは、きっとあるはずです。

この状況下を良い機会とし、日々の生活を見直すきっかけにする、という考え方も大切かと思います。


当山住職も、昨年一年はパンフレットやホームページ作成に関連して、寺の歴史や護持について、また、地域のことについて学ぶ時間が増えました。

法務や雑務に加え、寺子屋開催や御朱印授与を行うにあたっての勉強や感染症対策に時間を使うようになったことから、昨年は日々の生活で暇を感じたことが殆どなく、コロナ禍とはいえ忙しい充実した一年であったように感じております。


様々な政府や自治体の対策・支援等はありがたいものですが、感染拡大に歯止めをかけることについては、私たちひとりひとりの行動と心がけが一番の効果を持つことを、常々忘れてはならないと思います。


長文になってしまい甚だ恐縮ですが、新年にあたり私的な所感を書かせて頂きました。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

合掌


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